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シンガポール・エアショーに出席しました
シンガポール・エアショー2024にはJAPANブースを初めて出展。大企業から中小企業、大学発ベンチャーまで14社の優れた技術を官民挙げて世界にアピールしました。防衛費GDP比2%や防衛装備移転三原則改正という日本の姿勢は各国に評価され、ブースには連日予想以上の人出があり、一定の手ごたえを感じました。
一方で、日本と防衛関係の取引はできないと思い込んでいる外国企業もまだ存在し、強いメッセージをあらゆるチャネルで発し続ける必要性を痛感しました。
せっかく各国の政府・軍関係者が集っているので、各国政府との会談や企業視察も、時間の許す限り入れました。
シンガポールのヘン上級国務大臣とは(予定時間を大幅に超えて)防衛関連の話題のみならず、両国共通の「静かなる有事」である少子化について議論。シンガポールの出生率は日本より低く(1.1台)、省人化にかなりの投資をしていました。
フィリピンとは私自身も2度目のバイ会談であり、ミソン国防次官とは装備品移転について突っ込んだ意見交換ができました。
また、シンガポール最大の防衛産業であるSTエンジニアリング社の工場を視察。日本式の「カイゼン」を導入し、現場の従業員から省人化の提案を募り、大胆な報奨金(世界旅行)をインセンティブとして与えていることに驚きました。